AWS利用者がAzureを利用する際に気を付ける点とは【課金編】

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はじめに

AWSを利用してきた人が、Azureを利用し始めて気を付けるべき事項を記載します。
気を付ける点とは、思わぬ課金が発生し続けるという点です。

個人的に利用していて気づいた点のため、網羅性はありません。
その程度なら知っている方も多いと思いますので、他の方々の情報も併せてご確認くださいね。
最新の情報の確認もお願いいたします。

Azureの優れている点もありますので、機会を見つけて紹介させていただきますね。

OSをシャットダウンしてもVM費用が発生し続ける

AWSの場合、Windowsのリモート デスクトップからWindowsなどのOSにログインし、利用が終わった時点でOSからシャットダウンすると、インスタンス(CPUやメモリなど)は停止され、インスタンスの費用は発生しなくなります。
(あくまでインスタンスのお話で、ストレージなどの料金は発生します)

Azureの場合、OSからシャットダウンすると、Azure Portal上で「停止済み」となりますが、仮想マシン自体の費用は発生し続けます。

課金が発生しないようにするためには、Azure Portal上から「停止済み(割り当て解除済み)」にする必要があります。

状態と課金状態 - Azure Virtual Machines
仮想マシンがなることができるプロビジョニングと電源の状態について説明します。 プロビジョニングと電源の状態は課金に影響します。

仮に下記の条件で割り当て解除し忘れた場合、月額18,000以上浪費してしまいます。

当初は Azure Portal から仮想マシンに割り当て解除されていない仮想マシンを手動で割り当て解除していましたが、現在は Azure CLI で定期的に割り当て解除するようにしています。

az vm deallocate」などで検索してみてください。

仮想マシンを削除しても費用が発生するリソースが削除されない

AWSの場合、インスタンス(CPUやメモリなど)を作成すると同時に作成されるのがEBS(ストレージ)となります。
インスタンスを終了(削除)した際、デフォルトでEBSは自動的に削除することができます。

Azureの場合、仮想マシン(CPUやメモリなど)を作成した際に作成されるAzure Disk Storage(ストレージ)を、現時点では Azure Portal から自動的に削除する機能は残念ながら提供されていません。
よって、Azure Portal から手動で削除する必要があります。

仮に削除し忘れた場合、Windows用にデフォルトでアタッチされるストレージサイズの場合、月額2,500円以上浪費してしまいます。(東日本リージョンの冗長性 LSR の Premium SSD Managed Disks の場合)

プランサイズ月額
P10128 GiB¥2,539.04

当初は Azure Portal から仮想マシンに関連付いていないストレージを手動で削除していましたが、現在は Azure CLI で定期的にストレージをすべて削除するようにしています。

PowerShell Script: 使用されていない不要な Azure リソースを自動検知して削除する

おわりに

今回は気を付けるべき点として課金が発生する部分を掲載しましたが、利用していると思ったより違いがあることに気付きます。

それにしてもストレージは残して仮想マシンだけ消すというシナリオはあまりないと思うのは私だけでしょうか?

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あくまで月額料金なので、時間当たりで計算したい場合には、730時間で割ってくださいね。
無駄な課金が発生しないように皆様もお気を付けください。
利用者に優しい設定がAzureに付く事を期待しています。

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